「書けない」を克服して、読書感想文を書こう!

定番の作文!ですが、、

夏休みの宿題と言えば「読書感想文」をはじめとする「作文」が一番に思い浮かぶ人が多いのではないでしょうか。しかし、定番であるにもかかわらず、多くの子どもたちは「いちばんめんどうな宿題」と感じているように思います。理由を聞いてみるとほとんどが「何を書けばいいかわからない」「どう書けばいいかわからない」という理由です。当たり前ですよね。学校では「書いてきなさい。宿題です。」というだけで「こういうことを書きなさい」「こう書きなさい」というアドバイスはおろか、お手本すら見せてもらえないのですから。

作文を上手く書く唯一の方法

では、学校で教えてもらえない以上、もって生まれたセンスだけを頼りに作文を書かなければならないのでしょうか?もちろんそんなことはありません。ここではアメリカ式エッセイを参考に作文を書く方法を紹介しようと思います。もちろん、この方法は夏休みの宿題だけでなく大学受験の小論文や会社での報告書などにも応用できるのでぜひ覚えておきましょう!

アメリカ式エッセイとは?

アメリカでは「主張をすること」が何よりも大切です。したがって、幼少期から自分の考えや意見を相手に伝える訓練をたくさんします。その中の基盤が今から紹介するエッセイです。エッセイは5段落から成り、各段落の役割は以下のようになっています。

段落役割
1段落目自分の考え・意見を相手に伝える
2段落目意見や考えの理由とその補足を述べる
3段落目 意見や考えの理由2つ目とその補足を述べる
4段落目 意見や考え尾の理由3つ目とその補足を述べる
5段落目もう一度自分の意見・考えを述べる

この段落構成に従って書くことで、論理的にかつ説得力をもって相手に伝えることができます。

アメリカ式エッセイを応用する

では、読書感想文を書くためにいま紹介したアメリカ式エッセイを使ってみましょう。
まずは1段落目、自分の意見を書いてみましょう。読書感想文なので「この場面が好き」「主人公の○○なところがいいと思った」などがいいでしょう。
ここが決まれば2段落目から4段落目は簡単ですね。根拠となるセリフや行動、場面などを紹介するとともに自分と比較したり、自分の経験と照らし合わせて考えたことなどを書いたりしてもいいでしょう。
最終段落は1段落目と同じことを伝えればいいのですが、すこし表現を変えられるといいですね。「この場面が好き」と最初に書いたのなら「こんな経験をしてみたい」、「主人公の○○なところがいいと思った」なら「主人公みたいになるために□□をがんばってみたい」などと締めくくるといいでしょう。

書き方がわかれば怖くない!

書き方がわかれば怖くない!

アメリカ式エッセイをもとに読書感想文を書く方法を紹介しましたが、書けそうでしょうか?学校では書き方を教えてくれないので、いま書き方や書いたものに自信がないのは当たり前のことです。まずはアメリカ式エッセイを知り、応用し、すこしでも自身のもてる作文を書けるように、手を動かしてみましょう!HOTsアカデミーなら、その第一歩をサポートできます。

この記事を書いた人

渡辺 怜(HOTS徳島)

広島大学を卒業後、地元・徳島県にて小学校教員としてキャリアを積む。その後、「教育の本質”学びの楽しみを実感し、人生を豊かに”を子どもたちに経験してほしい」との思いから教員を退職。現在は、HOTS Academy マーケティング担当、NPO法人「C.A.M.E.」(多文化共生)教材制作責任者他。一児の父として、奮闘中!