テストの点数だけで大丈夫!?

テストの点数だけで判断する危うさ

あの子はテストの点数がいいからきっといい子」「○○さんは成績優秀ですごいね」―よくありそうな会話ですが、言っていることは本当でしょうか?もちろんテストの点数が良かったり、模試などで点数が取れたりすることは1つの能力であり素晴らしいことです。しかし、それだけで子どもたちの能力すべてを測ることはできません。特に、最近では学力や知識量といったもので勝負することは少なくなってきています。コンピューターやインターネットの発達で知識を持っていることより、それらをどう使うかに主眼が置かれるようになってきたためです。では、どんな力をつけていけばいいのでしょうか?

HOTSとは?

HOTsとは、高次の思考の階層構造のことです。Remember(受け入れること), Understand(理解すること), Apply(適用すること)のLOTsの上に成り立つ、 Analyze(分析すること), Evaluate(評価すること), Create(創造すること)3つの思考です。Rememberが最下層に、Createが最上位に来ます。つまり、受け入れることができなければ理解できず、理解できなければ適用できず…という能力の階層構造があるわけです。

HOTSと入試

少し前までは知識勝負の入試が主流でした。「○○した人物を答えよ」「□□を漢字で書け」「( )に当てはまる英単語を答えよ」など、知っていれば答えられる問題がほとんどだったため、受験生は必死に暗記すべき項目を詰め込んだものです。つまり、受験生はLOTsを鍛えていたわけです。しかし最近ではどうでしょう。「○○から推測されることを述べよ」「この後どうなるか考察せよ」「△△についてあなたの考えを述べよ」など知識があるだけでは答えられない問題が主流となり、HOTsを鍛えることが必要不可欠となっています。知識はあって当然、それを分析したり、評価したりできるか試させてくれ、という入試に変わってきているのです。

HOTSは鍛えることができるか。

入試が変わったとはいえ、それに適応できている学校の授業はごくわずかです。もちろん、学校で必要不可欠であるLOTsを鍛えていると思えばそれはそれで悪いことではありません。HOTsを伸ばしたいと考える受験生のみなさん、もしくは受験生の保護者の方々、ぜひHOTsアカデミーでHOTsを伸ばしませんか?個別指導やアメリカ式エッセイライティング、小論文指導など様々なスタイルで受験生のHOTsを伸ばし、大学受験をサポートします。また、ここで身に付けた力はきっと社会に出てからも役立つでしょう。

この記事を書いた人

渡辺 怜(HOTS徳島)

広島大学を卒業後、地元・徳島県にて小学校教員としてキャリアを積む。その後、「教育の本質”学びの楽しみを実感し、人生を豊かに”を子どもたちに経験してほしい」との思いから教員を退職。現在は、HOTS Academy マーケティング担当、NPO法人「C.A.M.E.」(多文化共生)教材制作責任者他。一児の父として、奮闘中!