自己アピール文が書けないのは”人柄”の問題⁉

増える自己アピールの機会

推薦入試、就職活動などフォーマルな場面から、学校での授業やアルバイトの面接などの前者よりは少しハードルが低いものまで、最近は本当に自己アピールをする場面が増えてきました。人前で話すことが得意な人にとってはそれほど苦でないことでしょう。そして、「勉強は苦手だけど面接ならがんばれそう!」という思いから推薦入試にチャレンジする人もいるでしょうが、本当に大丈夫ですか?

面接や自己アピールには意外と対策が必要です。また、そもそも自己アピールなんてできない、苦手、できれば避けて通りたい人もピンチです!近年推薦入試による入学者が増えており、大学によっては一般入試で入学する人の数を上回っている場合もあります。国公立大学も目標として推薦入試による入学者を3割まで増やす方針を示しました。このような状況で推薦入試に挑むには何をすべきなのでしょうか?

自己アピールができない生徒たち

自己アピールを書いてきなさい、と生徒に言うと帰ってくる反応はほとんどが「自分にアピールできるポイントなんかない」というものです。

志望動機書などを書かせてもほとんど同じ反応です。「特に理由はない」「なんとなくこの大学に行きたいから」といったものです。しかし、こういった思い込みはほとんどが間違いです。アピールするポイントやその大学に入りたい理由がないのではありません。考えていないだけなのです。部活や勉強における経験は必ずあなたの魅力を証明するものになってくれます。つまり、生徒たちは自己アピールや志望動機書を「書く方法」を知らないだけなのです

どうすれば自己アピールができるのか。

自己アピールができないのはあなたの人柄に問題があるわけではないということがわかったところで、具体的に自己アピールを書く準備をしましょう。

まずは材料集めです。あなたがどんな人物で、どんな経験をして、どんなことを学んできたのか紙に書き出してみましょう。「こんなのが自己アピールになるのかな?」という疑念は捨てて、とりあえず数をいっぱい出してみましょう。制限時間をつけたり、目標の数を設定したりしながら書き出すとよりスムーズでしょう。

それができればあとは書く内容をいくつかピックアップして組み立てていきます。このとき大事なのができごと、考えたこと、学んだことをしっかり区別して組み立てることです。できごとはきっかけ、つまり原因なのでそのできごとによって考えたこと、学んだことが結果であり、あなたの魅力や経験をアピールするポイントになります。接続詞などもつかって論理的に書くことができるとよりあなたの魅力が伝わるでしょう。

それでも不安なあなたへ

生徒側から、大学が何を基準に推薦入試による入学者を決めているのか理解することは至難の業です。したがって、自分では満足のいく自己アピールが書けたとしても不安が残る人は多いでしょう。

そんなときはプロを利用してみませんか?HOTS academyなら大学で教鞭をとった経験のある先生から、高校で実際に小論文の指導をしていた先生まで幅広いプロが指導や添削を担当します。

この記事を書いた人

渡辺 怜(HOTS徳島)

広島大学を卒業後、地元・徳島県にて小学校教員としてキャリアを積む。その後、「教育の本質”学びの楽しみを実感し、人生を豊かに”を子どもたちに経験してほしい」との思いから教員を退職。現在は、HOTS Academy マーケティング担当、NPO法人「C.A.M.E.」(多文化共生)教材制作責任者他。一児の父として、奮闘中!